対談
動画配信から「日本をPIVOT」する。ULIZA導入で実現する次世代のビジネスとは。
PIVOT株式会社
- メディア
- デジタル化
- アプリ配信
スマートフォンの普及やコロナ禍による生活環境の変化に伴い、動画視聴の需要が増加しています。企業でも、社内で動画コンテンツを制作・配信するというケースは多くなってきています。 今回は、ビジネス映像メディア「PIVOT」を展開するPIVOT株式会社から、代表取締役社長の佐々木氏と、プロダクトマネージャーの蜂須賀氏をお迎えしました。株式会社PLAY代表取締役社長の黒田がインタビュアーを務め、動画配信サービスを展開するに至った経緯や、ULIZA導入にまつわるお話をインタビュー形式で伺いました。
日常にPIVOTがあることによって心地良くなるような体験を
まず、お二人のお仕事について教えていただけますか。
私はビジネス映像メディア「PIVOT」を運営するPIVOT株式会社で代表取締役社長CEOを務めています。弊社では、以前からサービスとして活字での発信を行っていましたが、今年1月からビジネス映像に特化したサービスを展開するようになりました。私たちは「日本をPIVOTする」をミッションに、世界で唯一のビジネス映像メディアとして、日々学びを重視したコンテンツを発信しています。
私たちが目指すのは、日本をより豊かにすることです。
そのためには、個人の知的、人的、そして金融的資産を向上させる必要があります。収入や資産が増えると、人々の生活や行動に余裕が生まれ、他者を批判するネガティブな行動は減少すると考えています。これが私たちの事業展開の基盤です。
私はPIVOT株式会社でプロダクトマネージャーとして、社内のプロダクト全般に関わっています。
主な業務としてはプロダクト全体の戦略を担当していますが、他にもWebやiOS、Android関連のアプリケーション開発事業のマネジメント、幅広い業務に携わっています。
PIVOTのコンテンツ配信方式はかなり多岐にわたっていますね。
それぞれの「良さ」にフォーカスして配信方法を選択するよう心掛けています。
以前までは自社のアプリとWebのみで配信していましたが、情報の広がりが弱いことが課題となっていたため、さまざまな方式を導入することにしました。
中でもYouTubeでの発信には手応えがありました。
YouTubeを使ったコンテンツ発信の良さは、広告運用ができる点にあります。高単価で回るインストリーム広告とタイアップ広告の2種類があり、多くの企業からタイアップ広告を出したいとの声をいただきました。タイアップ広告の売上は初年度で2億円を突破しており、今後も更に事業規模は拡大すると予測しています。
万人が視聴する流通網であるYouTubeを利用すれば、新規ビジネスが乱立する現代においても、サービスを拡大していけると改めて感じました。
今、まさにビジネスコンテンツを展開する最適な時期がきているのです。
最近では縦型動画なども流行していますが、活用されていますか?
はい。最近ではTikTokや「YouTubeショート」でも配信を行っています。動画を配信する上では「ショート動画」「YouTube」「自社アプリ・Web」の3つのバランスが非常に大切です。
これら3つの要素をうまく絡ませながら、最適なバランスを維持することが重要になります。
実際に当社でも、自社サイトとYouTubeなどを組み合わせて動画配信を行っているお客様が多数います。
PIVOTさんが成功事例や成功ルートを作り上げてくれることで、より動画事業全体が活性化すると考えています。業界全体を盛り上げていくためにも、今後の発展に期待しています。
ちなみに、コンテンツの組み合わせという意味では、弊社内でも自社コンテンツである「夜明け前のPLAYERS」は深夜帯のテレビ番組やYouTube、ショート動画に加えて自社サイト「PLAY VIDEO STORES」を使った動画の出し分けをしています。
そうですよね。
ちなみにYouTubeに投稿されている切り抜き動画のフルバージョンはどのように扱っているのでしょうか。
フルバージョンは自社サイト内で有料コンテンツとして配信しています。
視聴者の方に自社サイトで会員登録をしてもらうことで、こちらとしては視聴者の属性を確認することが可能になります。また、今後のコンテンツ作りに役立てることもできるため、自社サイトでの配信もやはり大事だと感じますね。
動画制作をする上で構成や作り方など、テレビ的な要素はありますか?
制作するコンテンツによりますが、やはりテレビと共通している部分はありますね。現状、弊社が制作している番組は2つに分類できます。
1つ目は、ビデオポットキャストというシンプルな作りの番組、2つ目は「社長改造」や「ANGELS」のような、テレビと同水準のコスト・スタッフをかけている番組です。
後者の番組はテレビの手法をデジタルに移行させて制作しています。ただし、テレビとの決定的な差異は視聴率が存在しないことです。
ネットで配信するものだからと、全く異なる手法で作成するのではなく、テレビの手法をニッチなビジネスコンテンツに当てはめているようなイメージでコンテンツを制作しています。
今はニッチなコンテンツも、いずれマスに寄っていくといった流れを想定していますか?
そもそもビジネスというカテゴリーの時点でニッチだと思うんですよ。その中にも、大きめのニッチジャンルである「メガニッチ」や、より視聴者層が限定される「ディープニッチ」があるイメージですね。
コンテンツを発信する際は、ただビジネス系という枠組みでコンテンツを制作するのではなく、「どんな」ビジネスパーソンに情報を届けるか見定めています。
確かにYouTubeが世間一般に普及したことで、ニッチなコンテンツであっても多くの再生数を獲得する動画も珍しくはありませんね。
そうですね。
動画あたり10万回も再生されれば、絶大な影響力を及ぼすと感じています。ビジネス書は10万部売れれば大ヒットです。
そういった意味では動画投稿をすれば、毎日大ヒットを生み出せるような状況にあります。
以前お会いした際、「ビジネス版のNetflixを作りたい」とおっしゃっていました
が、今後ドラマなどを作成される予定はありますか?
実は今も「ビジネス版Netflix」に憧れていますが、メインコンテンツはドラマよりもドキュメンタリーの方が良いのではないかと考えています。ドキュメンタリーはリアリティがあるので視聴者の方の心に刺さるんです。
確かにそうですよね。「社長改造」もとても面白かったです。
こうしたコンテンツを今後自社サイトで拡充していくようなイメージでしょうか。
そうですね。PIVOTの考え方に共感する方が自社サイトに集まるシステムを構築したいと思っています。視聴者の方には、日常にPIVOTがあることによって心地良くなるような体験を、味わっていただきたいです。
そもそも、なぜビジネスに関する話題をメディアで配信しようと考えたのですか?
活字と比較して動画の方が情報量も多いことから、自然とその流れになるとは思っていました。エンタメの歴史を見ても、主要な媒体が紙から映像に移行した過去があります。特にビジネス分野は情報量がものをいうので、人々の本能に響く動画は相性が良いと思っています。
今後も活字から動画への流れは不可逆的に進むのではないでしょうか。
それでは今後、佐々木さんのお考えに関する本などは出版せず、動画で配信するといった形にするのでしょうか?
そうですね。ビジネス分野では特に、人が話しているところが見えた方が伝えたいことが伝わりやすいと感じています。
そんな中、動画配信プラットフォームとして「ULIZA」を使おうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
私が入社した当時のPIVOTはULIZAはもちろん、動画プラットフォーム自体も使用していませんでした。
そのため、ユーザーの方が動画を数本視聴するだけで通信容量が非常に多くなってしまうという問題も起きていました。
そこから動画配信プラットフォームの導入を検討し始めましたが、最初からULIZAを本命に考えていました。
他社との比較はされなかったんですか?
はい。御社のことはPLAYになる前身の会社から存じ上げておりましたし、当初からULIZA一択だと考えていました。
バックグラウンドがAWSということも知っていたので正直悩むことなく決断することができましたね。
こうした理由で、他社と比較することなくULIZAを導入することに決めました。
ULIZAを実際に導入いただいて良かったことはありますか?
期待通りではありますが、実装から本番までが非常に早かったです。細かい設定はありますが、ポイントが絞られているのも大変良かったです。
おかげさまで導入の決定から実装までをスムーズに進行することができました。
今後ULIZAをおすすめしたいと考えるのは、どのような企業でしょうか。
特に教育系のスタートアップなどで動画配信を検討している企業におすすめです。ULIZAなら手厚いサポートで、実装までスムーズに進めることができます。
学びに関するコンテンツだけではなく、今後動画をプロ並みに配信したいと考えている企業にも紹介したいサービスですね。
動画配信を本格的に導入したい企業には、ストレスなくセッティングできるULIZAはピッタリということですね。佐々木さん、蜂須賀さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。