過去のメールマガジン

4Kコンテンツのインターネット配信
【2014年10月1日号】


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ULIZA News Mail【2014年10月1日号】
http://uliza.jp/index.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


前回の「4Kって何ですか?」に引き続き、
今回は「4Kコンテンツの配信」をテーマにしてお届けいたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4Kコンテンツのインターネット配信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前回の「4Kコンテンツの圧縮」により4Kコンテンツを程よく圧縮することができたので、
今度は配信方式について考えてみましょう。


現在、インターネットでの映像配信では、
・Apple HTTP Live Streaming
・Microsoft Smooth Streaming
・Adobe HTTP Dynamic Streaming

等の配信方式が広く利用されています。

各配信方式のそれぞれには技術面や費用面での長所や短所があり、
一概に王道を決めにくいところではあります。

しかしiOSデバイスやAndroidデバイス等の「Apple HTTP Live Streaming」に対応した
スマートフォンやタブレットの普及により、
現在は本方式が一歩リードしている印象です。


一方、国際的な規格団体と大手企業の協力により、
乱立する配信方式を一元化するための試みとして
「MPEG-DASH」といわれる配信方式が規定されています。

この方式も今後のインターネットでの
映像配信のデファクトスタンダードとなる可能性があります。


さて、前回説明した「H.265/HEVC」コーデックで圧縮された4Kコンテンツには、
どのような配信方式が適しているのでしょうか?


今のところ「これで決まり!」という正解が無いのが実情です。

映像配信技術にかかわる多くの団体や企業が
4Kコンテンツ配信についての規格化や検証を行っており、
「正解が出る!?」のにはもう少し時間がかかりそうです。

ただ、多くの団体や企業が積極的に推進しているのは
「H.265/HEVC + MPEG-DASH」であることは間違いない事実のようですね。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4Kコンテンツ配信のセキュリティ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

4Kコンテンツ配信が普及するためには、
4K対応機器の普及、映像圧縮技術の向上、配信環境や方式の整備だけでなく、
「安全にコンテンツを配信できるセキュリティ(=コンテンツ保護)技術」も
足並みを揃えて定式化されることが必要です。

これまでも、プレミアムコンテンツ配信サービスの普及と
コンテンツ保護技術の向上は常に表裏一体となっており、
利用者から見えないところで、DRMシステム等のコンテンツ保護を行うための
仕組みが稼動していました。

現在、MovieLabs ※4により、
4Kコンテンツ配信のためのコンテンツ保護についての要件が整理されてきており、
機器メーカやDRMシステムベンダによる技術開発や実装も着々と進んでいます。

※4:アメリカの映画スタジオ6社により設立されたNPO


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4Kコンテンツ配信の課題と今後
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

というわけで、4Kコンテンツ配信のための環境は着々と整いつつあります。
ただ、まだまだクリアしなければならない課題もたくさんあります。

■4K対応機器の価格帯
今のところ、4K対応機器はいわゆるハイエンド製品に限定されており、
普及価格帯の製品になるまでにはもう少し時間がかかりそうです。


■映像圧縮処理性能の未成熟
「H.265/HEVC」の登場により映像の圧縮率は著しく向上しましたが、
その映像圧縮技術に対応したエンコーダ(=映像圧縮のための機器)や
デコーダ(=映像伸張のための機器)はいまだ高価であり、
またその処理性能もまだまだ改善の余地があると考えられています。


■配信方式の不統一
上記でも説明しましたが、4Kコンテンツの配信方式としては
「H.265/HEVC + MPEG-DASH」が最有力です。

ただ、一言で「MPEG-DASH」といっても、その仕様は自由度が高く、
4K対応機器の実装や配信及び受信のためのソフトウェアの実装としての曖昧さが多く残されています。
また、Apple HTTP Live Streaming等の他の配信方式が存在感を増してくる可能性も捨て切れません。
こういった事情が、4K対応機器やソフトウェアの普及の速度に影響を及ぼす可能性があります。


■コンテンツ保護のハードル
4Kコンテンツ配信のためのコンテンツ保護に対する要件は、
極めて技術的ハードルの高いものとして定式化されつつあります。
今のところ、汎用的な機器で本要件を満足するものは存在しないため、
4Kコンテンツ配信のためには専用の機器を準備する必要があります。



課題だらけのように見えますね。。

でも実は、映像の解像度がSDからHDに進化する際にも同じような課題があり、
それらがクリア(!?)されてきたことも事実です。

4Kコンテンツ配信の普及に向けた上記の課題は、
今後1~2年の期間を経て徐々にクリアされ、
4Kコンテンツの配信が当たり前の時代がきっと来ると確信しています!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■弊社の取り組み
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

弊社では、4Kコンテンツの配信環境を整えるべく、
様々なお客様やパートナー様と連携して、エンコードや配信の技術検証や実証実験、
またコンテンツ保護に関する検討にも積極的に取り組んでいます。

「4K」を取り巻く技術はまだ発展途上であり、
もうしばらくはいろいろな試行錯誤が必要ではありますが、
弊社の持つノウハウをフルに活用してどこよりも早く
お客様のニーズに応えることができるよう日々精進しております。


「4K」についてご興味をお持ちであれば、ぜひ弊社へご相談くださいませ!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●動画アドネットワーク『ULIZA Premium Video ADNetwork』に関するお問い合わせはこちら
e-mail:video-ad@uliza.jp

●動画配信ソリューション『ULIZA』に関するお問い合わせはこちら
e-mail:sales@uliza.jp

●ULIZAオフィシャルサイト
http://uliza.jp/index.html

ULIZA News Mail
発行:スキルアップ・ビデオテクノロジーズ株式会社
http://suvt.co.jp/